座禅について

僕が座禅をはじめてから10年経ちます、今では毎朝の習慣となっていますが、初めての座禅は本当に苦痛で25分間が地獄に感じました。
足が痺れ、集中もできず、、、すぐにその場から逃げたい気分でした。
頭の上から泥を永遠とかけられているような感覚で、今振り返ると、自分の現実と直面したのだと思います。
当時の僕は頭の中が混乱した状態で毎日を過ごしていました。
常に焦りと不安が押し寄せてくる感じです。自分が何をしたくて、何をすべきかも分からない状態です。

座禅は自分と向き合う作業とも言えます。

ただ座って呼吸に集中するだけなのですが、これがなかなかできません。
まれに初心者でもすぐに慣れる人もいます。日頃から集中状態・夢中状態を作れる人です。
勉強もスポーツも集中して取り組む事が出来る人は、すぐに座禅状態になれます。

座禅は今に夢中になっている状態とも言えます。

初めて座禅をした時に苦痛だった人は、「今」の世界に集中できていない可能性が高いと思います。
なので座禅をおすすめします。

座禅になれると、「今」の世界が見えてきます。
先に書いたように、最初は辛いですが徐々に慣れてきます。
なぜなら座禅は形式的には簡単だからです。

座禅は座って呼吸に集中するだけとも言えます。

誰でも生きて入れは座るし呼吸もします。
生きていく上での基本動作です。

ただ、この基本動作のやり方を知っている人は少ないと思います。

激しい運動をした後、何かに恐怖を感じている時の呼吸
お風呂に入ってリラックスしている時の呼吸
回数・深さが異なります。

生まれてから無意識に呼吸をしていますが
意識的にコントロールする事で良い状態を作る事もできるのです。

人生は悩みと不安の連続とお釈迦様は言いました。
だからこそ、不安という波と立ち向かう為に心をコントロールする必要があります。

僕は毎朝座禅をする事で心をリセットしています。

家族の事、仕事の事、自分の事。
常に流れてくる不安を整理します。

整理された心で見る一日の始まりは楽しさに満ちています。

僕は、人それぞれの座禅があると思っています。
いろんな宗派のいろんなお寺の座禅を体験してきましたが
それぞおれの考え方や時間・組み方が存在します。

結果、自分流の座禅を作る事にしました。
もちろん基本の座って呼吸に集中することは忘れません。

この空想寺では、さらに座禅を追求し分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。

引きつづきよろしくお願いします。